2012年02月13日
第4章 【建築】 平成21年 第1問
〔平成21年 第1問〕建物のデューデリジェンス(物的調査)
建物のデューデリジェンス(物的調査)に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。
1.最終的な報告書を作成するための調査としては、建物の概要や改修履歴等の情報を得るための書類調査、建物劣化状況や建築図面との相違の有無を確認するための現地目視調査、目視や書面では確認できない雨漏り等の情報や管理の状況などを建物管理者等から聴取するヒアリング調査などがある。
2.建物状況調査の結果、法規上改善の指導を受けている項目や日常業務に支障をきたす不具合が発生している項目がある場合は緊急修繕費、通常の経年劣化を超えている項目、または法規上改善の必要があるが重大ではない項目がある場合は、一年以内に改善することを目処とする短期修繕費として費用が算出され、報告される。
3. 建物劣化状況の調査にゆr、各部位別に更新時期・更新費用を算出して長期修繕費用の算定が行われるが、その内容は、建物新築時の性能維持にとどまらず、機能向上の要素が主たるものとなっている。
4. 建物地震リスクへの対応としては、PML値の算定以外に、リスクマネジメントの観点から、地震が発生した場合における営業中断期間や、一定水準の機能回復に要する費用の算定、事前の耐震改修に必要な費用の算定などが、事業継続計画(BCP)策定の一環として実施されることがある。

〔正解〕3
〔解説〕
1. 記述のとおり。
2. 記述のとおり。
3. 不適切。建物の劣化調査の目的は、建物の劣化を解析し、原因を解明して適切な補修方法を選択して建物の性能を維持するところにあり、機能向上を主たる要素とするものではない。
4. 記述のとおり。
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